税収制度の規範化と税負担の公平性を図るため、中国国務院の承認を経て中国財政部、国家税務総局は先般、7月1日から増値税(付加価値税)の税率を調整し、これまでの6%と4%の2本建て税率を3%に1本化すると発表した。19日付中国証券報が伝えた。
今回の増値税税率の一本化は中国政府の構造的減税、特定分野向け財政支援の一環である。専門家は「この措置で、徴税手続きが簡素化されただけでなく、中小企業の税負担も軽減される」と指摘する。今後、中国政府は税負担の軽減を目指し、営業税の増値税移行の試行範囲の拡大でも新たな措置を講じる可能性があると見られる。
「中国証券報」より 2014年6月19日