国際銀行間通信協会(SWIFT)が4月28日に発表したデータによると、中国工商銀行が昨年シンガポールで人民元決済サービスの提供を開始すると、シンガポールはロンドンを抜き、香港に次ぐ世界2位のオフショア人民元センターになった。シンガポールの人民元事業は急成長しており、今年3月の人民元決済金額は前年同月比375%増となった。その決済金額が世界全体に占める比率は6.8%に達し、ロンドンは5.9%に留まった。しかしながら、世界最大のオフショア人民元センターは依然として香港であり、人民元決済金額は世界全体の72.8%を占めている。アナリストは、「建設銀行による今回のロンドン人民元決済行の設立は、ロンドンの人民元オフショアセンターとしての地位の強化を促すため、海外の注目を集めている」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月20日