中央アジア高速鉄道はかつての「シルクロード」と重なり、キルギスタン、ウズベキスタンなどの中央アジア諸国を通過し、イランやトルコを経由し、最終的にドイツにたどり着く。
中国紙・南方週末はこのほど、「計画中のユーラシア高速鉄道はロンドンを出発し、パリ、ベルリン、ワルシャワ、キエフを経由し、モスクワ通過後に二手に分かれる。一方はカザフスタンに入り、もう一方は極東のハバロフスクに向かい、その後中国の満州里に入る」と伝えた。
汎アジア高速鉄道は、東南アジアをカバーする高速鉄道網だ。昆明を出発し、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、タイ、マレーシアなどを経由し、シンガポールに到着する。
中国工程院の王夢恕氏は取材に答え、中国の上述した高速鉄道に関して、「すでに事前調査と計画を完了しており、現在は国との協議が必要になっている。中国は、自国の高速鉄道基準を堅持する。妥協する国では建設を開始しており、例えばウズベキスタンではトンネル掘削を始めている。汎アジア高速鉄道の大里―ミャンマー区間も、今年中に着工される予定だ」と説明した。