中国国家外匯管理局(外匯局)は3日、中国の3月末時点の対外債務残高が5兆4376億元(約89兆2000億円)になったと発表した。4日付中国証券報が伝えた。
そのうち中長期外債が1兆1876億元、短期外債が4兆2500億元。企業間貿易信用と銀行貿易信用の合計額の短期外債に占める割合は68.06%になった。
これに関して外匯局は、「貿易信用は、実際の輸出入取引の裏づけがあるものであり、一般外債のようなリスクはもたない。対外貿易額や外貨準備高と比べて規模が小さく、短期外債のリスクは基本的に制御可能な範囲内にある」との見方を示した。
「中国証券報」より2014年7月4日