中国四大国有商業銀行の1つである中国銀行傘下の国際金融研究所は2日、「中国経済金融展望四半期報(2014年第3四半期)」を公表し、今後の金融政策は、「全体として緩やかな緩和方向にあるが、過度の緩和はない」とし、銀行の貸し出し規模は安定的に推移するとの見方を示した。3日付中国証券報が伝えた。
同研究所の周景彤・上級研究員は、「下半期の金融政策に大きな変化はなく、穏健な金融政策が引き続き実施される」との見解を示している。広義マネーサプライ(M2)の見通しについては、中央銀行による特定金融機関に対する預金準備率引き下げなどの一連の政策効果が表れてきており、第3四半期も引き続き安定的に増加すると指摘。
また、「9月のM2残高は13.5%増となり、通年では政府目標の13.0%増を上回ることになる」と周氏が見ている。
(新華網日本語)2014年7月5日