中国の習近平国家主席は15日から23日まで、ブラジルのフォルタレザで開催される新興5カ国(BRICS:ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の第6回首脳会議に出席し、ブラジルとアルゼンチン、ベネズエラ、キューバへの国事訪問を行う。キューバ訪問中には、中国・ラテンアメリカ首脳会議にも出席する。
習近平主席がBRICS首脳会議に出席するのは2回目、ラテンアメリカを訪問するのも2回目となる。BRICS諸国との協力を強化し、中国とラテンアメリカ全体との関係を発展させ、二国間関係の水準を高めることが、習近平主席の今回の訪問の中心的な目的だ。
今回のサミットでは、BRICS協力体制が実質的な発展と飛躍を実現できるか、南米諸国との対話と協力をどの程度強化できるかに世論の注目が集まっている。中国外交部の李保東・副部長は、「BRICS諸国と南米諸国はいずれも新興市場・発展途上国であり、発展の潜在力が最も高い国であり、世界の中での上昇勢力だ」とし、今回のBRICS首脳会議での対話を通じて、BRICS諸国と南米諸国という2つの大きな市場の連結が強化されることに希望を示した。