商務部(商務省)の沈丹陽報道官は15日の定例記者会見で、上半期の消費や対外投資などの商務運営状況を説明した。
沈報道官は、「現在の観点からみて、中国は対外貿易の競争でこれまでほど強みをもっておらず、特に価格やコストの面での強みはほぼなくなった。ここ数年、労働力や土地などの生産要素のコストが上昇を続けたのにともない、中国の輸出製品が伝統的にもっていた強みが弱まったが、対外貿易の発展には引き続き有利な条件がたくさん備わっている」と述べ、主な強みとして次の3点を挙げた。
第一に、中国には引き続き総合的な競争上の強みが備わっている。インフラの充実、完全な産業チェーン、労働力の質の高さだ。