「人民元国際化報告2014」がこのほど発表された。この報告書は「人民元オフショア市場の構築と発展」をテーマとし、オフショア市場における通貨の国際化促進をめぐる内在的な論理を深く掘り下げ、オフショア市場の構築と発展が現時点での人民元国際化に与える意義と影響を重点的に分析し、また当面の人民元オフショア市場の発展情勢に合わせて、資本項目がまだ完全に開放されていないとの前提の下で人民元国際化の現実的な道筋を推進すること、および人民元オフショア市場の合理的な配置を推進することを検討したものだ。「人民日報」海外版が伝えた。
同報告書の編集代表を務めた中国人民大学の陳雨露学長はこの報告書について説明する中で、人民元の国際化指数は2013年も引き続き急速な伸びを維持しており、人民元は今後3年ほどで世界の3番目の通貨に成長することが期待されると述べた。
中国人民大学国際通貨研究所(IMI)と中国交通銀行は、2012年から毎年定期的に同報告書を共同で発表し、人民元国際化のプロセスで直面する重大な理論と政策の問題を深いレベルで探求している。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月21日