李克強総理は7月23日に国務院常務会議を開き、企業の資金調達コスト高騰という問題を改善する措置を講じた。同会議の内容は下記の通り。
企業は経済活動の基本的な細胞だ。中国の貸付は一定規模に達しているが、企業、特に零細企業の資金調達が困難で、コストが割高という構造問題が依然として目立っている。これは企業の負担を重くし、マクロ調整の効果に影響するばかりか、金融リスクをもたらす。同問題を効果的に解消することで、企業に対して「酸素と血液」を供給し、現在の安定成長を促すと同時に、金融と実体経済の融合を促し、経済の「固本培元」(体質安定・活力強化)と安定成長を実現できる。一定方向の調整の要求に基づき、一連の措置を講じ、主要・副次的な部分を同時に改善し、構造改革・調整を促し、金融体制改革を深化し、金融サービス・管理を強化し、実体経済の強化、雇用促進、国民生活の改善に金融面から支援を提供する。
(1)穏健な金融政策を維持し、貸付の合理的な拡大を維持し、構造調整に注力し、貸付の方向を改善する。農家・零細企業支援への貸し出し・再割引を拡大し、金融の零細企業、三農(農村・農業・農家)、サービス業、省エネ・環境保護などの重点分野、重大な国民生活プロジェクトに対する支援を強化する。
(2)金融機関の資金調達コストの不合理な上昇を抑制し、間接的な高利貸しを防ぎ、良好な金融市場の秩序を維持する。