西蔵(チベット)自治区の丁業常務副主席は27日に行われた交通運輸部(交通運輸省)の西蔵自治区交通輸送業務座談会の席で、「現在、西蔵自治区には拉薩(ラサ)の貢嘎(クンガ)空港を中心として、林芝米林(ニンティ)空港、昌都邦達(チャムド・バンダ)空港、阿里昆莎(ガリ)空港、日喀則和平空港を支線とする航空輸送ネットワークが形成されている。2013年末現在、国内・海外路線48本が運航し、就航都市は29カ所になり、国内の大中都市はおおよそカバーできた」と述べた。新華社が伝えた。
中国民用航空局西蔵自治区管理局がまとめた統計データによると、2013年の同自治区の民用航空旅客数はのべ275万9千人に上り、前年比24.4%増加した。中国国際航空、四川航空、西蔵航空など各航空会社は、カトマンズ、北京、上海、広州、香港など各都市と拉薩(ラサ)を結ぶ路線や、成都と昌都を結ぶ路線、成都と林芝を結ぶ路線などを相次いで就航させている。「西蔵自治区に入るのは難しい」というのはもはや昔話で、空路で行く西蔵はもはや「はるか彼方」の場所ではない。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月28日