メディアの報道によると、タイ当局は中国とタイを結ぶ鉄道の建設工事に許可を出した。同プロジェクトの総工費は約233億ドルに達し、2本の高速鉄道を建設し、中国の鉄道と結びつけることになる。中国工程院院士、中国鉄道トンネル集団公司副チーフエンジニアの王夢恕氏は昨日、同情報を裏付け、「中国とタイを結ぶ高速道路はアジア横断鉄道の一部であり、始発駅は中国の昆明市、終着駅はシンガポールとなる」と述べた。
□進展 タイが建設工事を許可
メディアの報道によると、タイ国家平和秩序維持評議会はこのほど、中国とタイを結ぶ2本の高速鉄道の建設工事を許可した。総工費は人民元換算で約1430億元。鉄道の最高時速は当初の200キロから160キロに落とされる。同2本は、中国の南西部に位置する雲南省に直通する。
タイの許可により、アジア横断鉄道の初の国境を跨ぐ路線が変更される。昆明市から一路南下し、ラオスの首都ヴィエンチャン、タイのバンコク、マレーシアのクアラルンプールを経由し、シンガポールに到着する。全長は3000キロ以上を予定している。
報道によると、中国とタイを結ぶ鉄道の工期は8年で、タイは2015年の着工を予定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年8月4日