国家発展改革委員会(発改委)が洋上風力発電の電気料金を制定・発表したことで、洋上風力発電が未来のクリーンエネルギーの新たなすう勢とされるようになった。河北省曹妃甸区が発表した情報によると、唐山湾の洋上風力発電施設が、早ければ2017年1月にも北京・天津・唐山電力網と連結し、同地域の一般世帯に送電を開始する予定となった。
華電曹妃甸重工装備有限公司の楊広春副総経理は、「唐山湾の洋上風力発電プロジェクトは、少なくとも3件ある。当社は中国初のジャッキアップ型洋上風力発電作業プラットフォームの調達を済ませている。唐山湾の3件のプロジェクトは、早ければ2016年に設置と調整を完了し、2017年に北京・天津・唐山電力網と連結し、稼働開始する予定だ」と語った。
同プロジェクトは現在、事前の風力測定の段階にある。楊副総経理は、「発電能力は火力発電には及ばないが、洋上風力発電は自然の力を利用しており、ゼロ排出だ。生態文明の建設、北京・天津・河北一体化の発展を背景とし、クリーンエネルギーが河北省に適する情勢となっている」と話した。
楊副総経理は、「洋上風力発電産業の健全な発展を促し、品質の高い資源の優先開発を奨励するため、発改委は洋上風力発電の電気料金を先月制定した」と述べた。この価格政策は、これまで低迷していた洋上風力発電市場に、利益の期待感をもたらした。風力発電産業は今後数年間に渡り、発展のピークを迎える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月18日