天津と北京の税関当局が7月1日より、北京・天津・河北税関区域通関一体化試行を開始してから8月10日まで、50万枚以上の輸出入申告書が通関一体化の手段に基づき処理された。通関一体化により、企業の通関にかかる費用が2−3割、物流コストが少なくとも2割削減される。
北京・天津・河北税関区域通関一体化改革は、通関効率を大幅に改善する。通関時間は、平均で20−30%短縮される。「輸出直接通過」により、貨物の検査・検疫・通関時間が2−3日から現在の当日中に短縮される。「輸入直接通関」により、貨物の港湾における検査・検疫・通関時間が1−2日から現在の1時間に短縮される。
北京市・天津市商務委員会のウェブサイトによると、北京・天津・河北区域通関一体化により、企業のコストが削減されている。北京の企業が天津港を利用し輸出入を行う際、貨物が当日中に届けられ順調に通関した場合、通関にかかる費用が改革前より3分の1削減される。また省を跨ぐ通関の利便性も高まっている。税関の検査の協力、電子化通関の省を跨ぐ相互認証により、省を跨ぐ通関の時間が1日以上短縮される。