天津浜海国際空港(以下、天津空港)の2番ターミナルビルと地下交通ジャンクションの使用が28日に始まり、北京と天津を結ぶ連絡網がほぼ完成した。3年後をめどに、北京南駅と同空港が高速鉄道で約1時間で結ばれる。新京報が報じた。
天津空港は国内線中心へ
地下交通ジャンクションの使用が同時に始まったことで、空港まで乗り換えなしで行く様々な方法が実現。空港を中心とした総合交通ジャンクションの初期段階が完成となった。
北京首都国際空港(以下、北京空港)は今後約5年の運営がほぼ飽和状態になっている。一方、天津空港は北京空港と発展を差別化させ、国内線や地域航空機などに力を入れていく方針だ。北京空港は、国際大型空港として、天津空港は大型空港として発展させていくのだ。
3年後には北京南駅から天津空港までが直通に
天津交通委員会の担当者によると、北京、天津、河北省の3都市一体化が進められているのを背景に、北京と天津の交通主管部門は、両都市で使える共通交通ICカードの導入に向けた協議を進めている。今回使用が始まった天津空港の地下交通ジャンクションは、北京と天津を結ぶ京津都市間鉄道の延長工事を残すのみで、トンネルのシールド工事が既に始まり、約3年で完成する計画だ。完成すれば、北京南駅から同鉄道に乗り、45分で天津空港に直接行くことができるようになる。その後、地下鉄を降りて、3分歩くとターミナルビルに到着する。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年8月30日