米国の航空機大手ボーイング社はシアトル・エバレットで中国の廈門(アモイ)航空有限公司に初めて「ボーイング787」(ドリームライナー)1機を引き渡しした。中国市場に引き渡しされた787はこれで19機目だ。
ボーイング社の試算によると、中国に進出した国際長距離路線の年成長率は7.2%に達し、ここから燃油効率の高い新型ワイドボディ機に対する市場のニーズが喚起されるとみられる。同社北東アジア市場販売部門のイサネ・ムニルシニア副総裁は、「現在、中国はボーイングにとって2番目の市場であり、今後10年以内に米国に代わって世界最大の市場になることが予想される」と話す。
ボーイング社にとって中国は単に市場を意味するだけではない。同社の旅客機生産も中国製の部品とは切っても切れない関係にある。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月31日