『ニューエコノミー』が新時代のA株市場をリード

『ニューエコノミー』が新時代のA株市場をリード。 中国上場企業の第2四半期業績がプラス成長となっている。通信・電子・コンピューターに代表される「ニューエコノミー」が経済成長の新たな原動力となり、国有企業改革も上場企業に新たな成長機会を与えている…

タグ: ニューエコノミー A株

発信時間: 2014-08-31 10:30:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国上場企業の第2四半期業績がプラス成長となっている。通信・電子・コンピューターに代表される「ニューエコノミー」が経済成長の新たな原動力となり、国有企業改革も上場企業に新たな成長機会を与えている。29日付中国証券報が伝えた。

 中国経済は今、成長スピードを犠牲にしても不動産依存型の成長モデルから脱却する時期にあると考えられる。そうすることで『新興と成長』を特徴とする新たなA株市場が誕生することになろう。

 上場企業の2014年上半期の増益率は9.4%。そのうち第2四半期の増益率は第1四半期に比べて4ポイント高い11.3%だった。また金融業を除くと、上半期の増益率は6.3%に低下するが、第2四半期の増益率は10%となり、第1四半期に比べ7.9ポイント高くなる。

 第3四半期の見通しについては、6割の企業が増益を見込んでいる。ただマクロ経済に下押しリスクがあるため、2013年ほどの大幅な増益はなさそうだ。

 中国は現在、GDP成長率を追及するモデルから、『効率と質』に重点を置いたモデルに転換中である。経済構造調整・経済発展方式の転換・産業のレベルアップを背景に新たな段階に突入。従来モデルの転換は多くの苦痛を伴うことになるが、それを乗り越えてこそ経済のモデルチェンジを成し遂げられることになる。

 新たな経済成長とは、従来の不動産依存型モデルからの脱却であり、現在それが進行している。不動産(住宅)価格が低下し、投資スピードも減速。住宅消費に理性的判断が働き、不動産業の利益も社会の平均レベルに戻った。上半期の上場不動産会社の粗利益率は前年同期比2ポイント低下している。

 不動産業の低迷は、その川上川下産業である、鉄鋼、セメント、家電などにも大きな影響を与える。鉄鋼・セメント業界は、需要減少からくる供給過剰状態。家電業界も一部の大手企業を除いて、ほとんどが大きなダメージを受けている。

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