販売不振と資金調達難などの問題により、中国不動産企業は2014年に経営面で強い圧力を受けている。A株市場上場の不動産企業の、上半期末の営業キャッシュフロー(CF)は1208億元の赤字となり、赤字額は第1四半期末の903億元から拡大し、A株市場上場不動産企業の資金純流出額も過去最高となった。2日付中国証券報が伝えた。
不動産市場が調整期にあるという状況下、8月の全国主要100都市の住宅価格は前月からさらに低下した。伝統的な販売の最盛期である9月に入り、多くの不動産企業が販促を強化している。
業界関係者は、「不動産企業には、今後在庫消化の課題が残される。一部都市の成約件数は、購入制限撤廃の刺激を受け短期的に持ち直したが、金融政策が変わらなければ、不動産企業は下半期も資金繰り悪化の圧力に直面する」と分析する。
「中国証券報」より 2014年9月2日