マーケットメイク制度が市場に活気をもたらす中、中国の全国中小企業株式譲渡システム(新三板、店頭市場)は、今後プライベートエクイティ(PE)、ベンチャーキャピタル(VC)の投資撤退ルートの1つとして、大きく機能することになると見られている。3日付中国証券報が伝えた。
利益を確保するため、新三板の投資に参与するPE・VCは投資先企業に対して、業績承諾などの内容を含むバリュエーション調整メカニズムに基づく契約の締結を求めることもある。現在、中国のPE・VCの投資撤退ルートは、投資先企業が新三板で株式を公開すること、深セン証券取引所創業板(新興企業向け)に上場すること、M&Aを通じた企業再編などがある。
「中国証券報」より 2014年9月3日