オンライン旅行業界は、高度成長期と変革期を迎えている。中国の旅行消費市場は10%のペースで安定的に成長しており、2014年には3兆3000億元の規模に達する見通しだ。今後2年間の年平均成長率は24.2%に達し、旅行業全体の平均成長率を大きく上回ると予想されている。3日付中国証券報が伝えた。
モバイルネットワークが業界の変革を促し、地図・攻略アプリが勝敗の鍵を握っている。IT大手の百度、アリババ、テンセントは資金力で市場を開拓し、複数の巨大陣営を形成している。中国オンライン旅行業界は今、群雄割拠の戦国時代を迎えている。
また、衆信旅行、中国青年旅行社、中国国際旅行社を始めとする伝統的な旅行会社は、自社サイト開設により積極的にオンライン化を進めている。各社は将来的に資源を通信量に代える手段により、オンライン企業と提携し、オンラインとオフラインの垂直融合を加速する可能性がある。
「中国証券報」より 2014年9月3日