▽大陸部は品薄でダフ屋が価格つり上げ
投機市場での価格はその日の供給量によって変化する。製品の供給が早ければ早いほどもうけも大きくなる。投機のうまみを知った人が増えれば、それだけ投機ブームが続くことになる。今回の香港での「6」をめぐる狂想曲は、アップルが大陸部を「6」の第一期販売地区に組み込まなかったことが原因だ。
アップルがこのほど発表した、今月26日の「6」の第二期販売地区には台湾地区が入ったが、大陸部の名はまだなく、このことが香港の投機ブームをさらに長引かせることになった。旺角・先達広場の携帯電話販売店の責任者の楊さんによると、これまでに受け付けた注文は200件を超え、予約状況は「すごい」の一言だ。「6」の供給不足が続けば、投機の動きは3カ月ほど続くことになるという。また別の携帯電話販売店の社長によると、予約状況は猛烈で、大部分が大陸部からの注文だ。大陸部が第二期販売都市から漏れたことで、「6」の買い取り価格はさらなる値上りが確実だという。