商務部(商務省)の沈丹陽報道官は16日の定例記者会見で、今年1~8月の商務運営状況を報告した。それによると、同期の社会消費財小売総額は前年同期比12.1%増加し、増加率は1~7月の水準を維持し、消費市場の運営状況は全体として基本的な落ち着きをみせた。「人民日報」が伝えた。
国家統計局がまとめた統計によると、8月の社会消費財小売総額は2兆1134億元(1元は約17円)で、前年同月比11.9%増加し、増加率は前月を0.3ポイント下回った。物価要因を考慮した実質増加率は10.6%で、前月を0.1ポイント上回った。
インターネットを通じた小売業務が勢いを持続させ、8月の一定規模以上の企業のネット売上高は同53%増加し、増加率は前月を3.4ポイント上回った。商務部の重点小売企業5000社に対するモニタリングの結果によると、8月にはネットショッピングが同31.9%増加の伸びをみせ、専門店の売上高は同3.6%、デパートは同4.4%、スーパーは同7%、それぞれ増加した。増加率は前年同期に比べ、専門店が4.9ポイント、デパートが6.5ポイント、スーパーが2.6ポイント、それぞれ低下した。
通信機材の売れ行きが加速している。4Gネットワークの建設と新製品への買い換えが加速したため、通信機材の売上高が急速に増加。同局がまとめたデータによると、8月の一定規模以上の企業の通信機材売上高は同31.8%増加し、増加率は前月を7.6ポイント、前年同月を15.8ポイント、それぞれ上回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月17日