電子機器受託製造サービス大手のフォックスコンが、産業のモデルチェンジを図ろうとしたものの、結局、受託事業から抜け出せないでいる。折しも「iPhone6」の大量の予約を受けて、フォックスコンとアップルの関係が一段と緊密化。フォックスコンはアップルのためのより多くの精力を注いでいる。
アップルの公式サイトによると、iPhone「6」と「6 Plus」の初日の予約は400万台に達したという。香港では予約開始とともに、あっという間に完売になったとの情報もある。ある資料によると、2012年の「5」の初日の予約数は200万台(但し「5s」「5c」については未公表)だった。今回の予約数は、受付後24時間以内に過去最高の400万台を記録した。アップルでは、新型「iPhone」の市場のニーズは予約の供給数を上回っており、今週金曜日から一部の顧客に「6」と「6 Plus」が発送されるが、発送が10月になる顧客もある―としている。華融証券は、「今回の超人気は予想されていた。アップルには「iPhone」シリーズで7000~8000台の商品供給能力がある。同社のサプライチェーンが操業度を加速させることになろう」との見方を示した。「6」の受注は8割がフォックスコンで、2割が和碩。「6 Plus」はフォックスコンが100%受注している。「6」と「6 Plus」の予約数は年内に8000万台、来年には2億台に達するという見方もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月18日