香港上海銀行(HSBC)が23日発表したデータによると、9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値は50.5と、8月の確報値から0.2改善した。24日付中国証券報が伝えた。
サブ指数を見ると、新規受注指数と新規輸出受注指数に一定の改善が見られたものの、雇用指数は2009年1月以来の最低水準を記録した。専門家は、「PMIが上昇となったのは、主に外需の好転によるものだ。内需は依然低迷傾向にある。全面的な量的緩和政策の登場が見込めないが、政府による経済の安定成長に向けた特定分野を照準に定めた金融緩和の継続実施には期待できる」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年9月24日