中国の年内初の高速列車入札募集結果が先般発表された。中国南車は時速250キロの高速列車の受注で優位を維持し、中国北車は時速350キロの高原・寒冷地仕様車の大半を受注した。24日付中国証券報が伝えた。
業界関係者が車両価格と受注数に基づいてき計算したところ、両社の今回の落札額はともに約230―270億元となり、例年の高速列車受注が両社によって二分される状況が続いた。
高速列車に続き、貨物列車や電気機関車の入札募集も今後実施される。2014年に入ってから、中国の鉄道投融資改革をめぐる動きが目立っており、鉄道事業中長期発展の資金源問題が徐々に解消されると見られる。政策の後押しを受け、中国鉄道設備市場の回復傾向が続いており、完成車およびコア部品の製造メーカーが利益を受けている。
「中国証券報」より 2014年9月24日