世界の高速鉄道マーケットで主導権をとろうと中日両国がしのぎを削っている。報道によると、インドは主要都市をつなぐ7本の高速鉄道建設を計画。中国が正式に受注に動き出す一方で、日本の国土交通大臣も日本の新幹線の優位性をアピールしている。インドと中国の協力は高速鉄道だけではない。インドのモディ首相は18日、インドを訪問中の習近平国家主席と会談した際、中国側がインドの電力や鉄道などのインフラ設備のグレードアップとモデルチェンジに協力することを歓迎すると述べた。また中印双方は鉄道の協力文書の覚書とアクションプランに同意した。
中国と日本の高速鉄道マーケットにおける力量を比較すると、「中国の高速鉄道の各種の環境対応能力は日本を大幅に上回っており、世界的な評価も高い」(中国鉄道総公司の趙副総エンジニア)「日本は世界で最も早く高速鉄道の研究と運行を始めたという点で、先発の優位性をもつ。しかし今やその技術は日本だけのものではなく、他の国から追い上げを受けている。その代表が中国である」(同)業界の専門家によれば、「中国の高速鉄道の特徴はその際立ったコストパフォーマンスだけでなく、1万キロを超える運行実績にある。また複雑な地理条件下で建設された成功経験は、世界で群を抜くものである。またその技術はすべてオリジナルであり、世界に通用する『チャイナスタンダード』だ」という。