蔡研究員はさらに、「中国は高速鉄道のコア技術とコア設備の研究開発製造をマスターしている。また一部の工程でレベルアップを図っている。このためプロジェクトの総コストが日本の新幹線より低い。また良好な産業政策や穏健な開放政策によって、中国の高速鉄道は南アジア市場にも広がる可能性がある。ただ、同関連企業は広告、設備のメインテナンス、システムインテグレーションなどの細部の業務についてレベルアップを図る必要がある」と指摘した。
▼必要なウインウインの関係▼
中国の高速鉄道は価格の点で、日本の新幹線ほど高くない。そのため(インドの受注は)中国が勝つと見られている。しかし海外市場を押さえようとするなら、独自の知的財産権をもつコア技術をより多く持たなければならない。それと同時に最も重要なのが協力によってウインウインの関係を築くことである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月8日