10月16日は世界食糧デー日である。これに先立って、中国の李克強国務院総理は10月15日にローマにある国連食糧農業機関(FAO)本部で演説を行い、中国が無条件で農業技術・経験を提供し、世界各国と手を携えて貧困と飢饉の撲滅に取り組みたいと表明した。中国の指導者による国連食糧農業機関本部の訪問はこれが初めて。16日付中国証券報が伝えた。
また、中国初の食糧安全保障評価レポート・『中国食糧安全保障報告(2013―2014)』が13日に発表された。アナリストは、「2013年の中央経済活動会議で、食糧安全保障を最も重要な地位に据えることが初めて提起され、2014年の中央1号文書でも、国家食糧安全保障体制の改善と食糧の品質向上が強調されるなど、中国政府が食糧安全を高度に重視している」と述べ、中国政府の食糧問題に取り組む姿勢を評価している。
「中国証券報」より 2014年10月16日