FTAAP構想は、2006年にベトナム・ハノイで開催されたAPEC首脳会議で初めて提起されたもので、その後のAPEC会議、特に首脳会議で毎回論じられてきた議題だ。今年4月のボアオ・アジア・フォーラム2014年年次総会で、李克強総理は、アジア太平洋地域の貿易・投資の利益最大化を目指すため、FTAAPの実現可能性について検討する姿勢を表明した。
沈報道官はまた「今年はAPEC創設25周年にあたり、ボゴール目標の合意から20年目にあたる。今年のAPEC会議は、過去を受け継ぎ、未来を切り開くという特殊な使命を負っており、アジア太平洋地域の経済貿易協力の未来にとって重大な意義を持つ。中国は各国と共に努力し、『APEC中国年』に、経済貿易分野で意義のある、未来に向けた、アジア太平洋に利益をもたらす成果を獲得できるよう努力し、未来に向けたアジア太平洋パートナーシップの構築を推進し、アジア太平洋地域の共同繁栄・発展促進に向け、新たな貢献を果たしていきたい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年10月20日