同国のスマホには、1台100ドル未満の製品もある。低価格のスマホは部品の金額も少ないことを意味するが、専門家によると、日本のサプライヤーが中国ブランドに提供する部品の比率は、通常の場合アップルやサムスンを上回る(最新版iPhoneの部品コストの3分の1、サムスンはそれ以下)。
中国メーカーは海外市場への進出に伴い製品の格を上げており、日本製部品の調達量を拡大している。ZTEの携帯電話事業の責任者は、「当社はハイエンド機にシャープのディスプレイ、ソニーのカメラモジュールなどを搭載することを検討中だ」と明かした。
半導体のローム、日本電産、京セラなどの部品メーカーがある京都は、中国スマホ産業の繁栄の最大の受益者だ。本社を東京に置くTDKは、「今年4-6月の中国スマホメーカー向けの売上は50%増となった」と述べた。日本のロボットメーカー・ファナックは2014年度の売上予想を29%、利益予想を26%引き上げた。ジャパンディスプレイは、2014年度の中国スマホメーカー向けの売上が約2倍増加すると予想している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月22日