中国証券監督管理委員会(証監会)の姚剛副主席は30日、証監会の現在の活動内容について触れた際に、「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)の準備作業が最終段階に入ったと発表した。31日付中国証券報が伝えた。
姚氏は第10回北京国際金融博覧会に合わせて開催された金融街フォーラムに出席した際に、上述した発言をした。姚氏によると、証監会は国内企業の海外上場の財務面の規制を取り消し、国内企業の海外上場を支援する方針である。またQFII(適格海外機関投資家)の投資枠を1500億ドルに拡大し、RQFII(人民元適格海外機関投資家)の試行範囲をフランス、韓国、ドイツなどに拡大した。各界から注目されている滬港通の試行について、姚氏は「準備作業が最終段階に入った」と表明した。
「中国証券報」より 2014年10月31日