11月19日現在、米ドル対円レートは117円の大台を突破し、1米ドル=117.63円に達した。10月中旬から米ドル対円レートが8%上昇し、7年ぶりの円安米ドル高水準となった。20日付中国証券報が伝えた。
円安による影響は、世界大口商品市場に波及している。またグローバル化が進んでいることを背景に、為替相場の商品市場に対する影響が余すところ無く示されている。中国も円安による衝撃を免れていない。
日本が中国から農産物を大量に輸入しており、円安で中国貿易会社の日本向け輸出農産物価格の引き上げが迫られている。業界関係者は、「中国の関連輸出企業にとって為替リスクへの対応が当面の重要課題となっている。短期的に見ると、急激な円安は中日貿易に巨大なリスクをもたらしている」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年11月20日