上海市政府は25日、「『国務院の現代保険サービス業の発展加速に関する若干の意見』の貫徹における上海市人民政府の意見」を配布した。上海市保険監督管理局(保監局)の裴光局長は、「上海は自由貿易区を利用し、保険資金のクロスボーダー・双方向投融資の試行を推進し、保険機関の自由貿易区における保険資産管理会社・子会社の設立を支援する」と表明した。26日付中国証券報が伝えた。
上海市保監局は、次の3つの面から自由貿易区内の制度革新を強化する。(1)オフショア保険市場を発展させ、地域再保険センターを建設する。再保険産業チェーンを整え、自由貿易区の有利な政策を通じ、国内外の再保険機関を誘致する。自家保険プラットフォーム、再保険仲介業者、リスクアセスメント、損失予想、コンサルタントなどの機構により集積効果を形成する。(2)自由貿易区内に国内外の革新のプラットフォームを形成する。これは国際水運、国際貿易を中心とする産業構造を基礎とし、責任、貿易、ファイナンスリースなどの保健事業を大々的に発展させる。同時にエネルギー、航空・宇宙などの特殊なリスクに的を絞り、自由貿易区を利用し専門的な再保険技術を模索する。(3)自由貿易区内で監督管理制度の改革を模索し、事前の監督管理を事中・事後の監督管理に変えていく。
「中国証券報」より 2014年11月26日