石油輸出国機構(OPEC)の先般の生産量維持の決定を受け、国際原油価格の暴落が続いている。原油価格の下落は、短期的に川下の石油化学産業の一部製品に値下げ圧力をもたらし、関連製品の価格低下を促すと見られる。しかし、アナリストは「中期的に、一部需要が安定て在庫の少ない石油化学産業のサブ業種はコストダウンで利益を受ける」と指摘する。2日付中国証券報が伝えた。
11月、中国国内の石油化学製品市場が急速に下降し、化学工業価格指数が月初めの860ポイントから月末の818ポイントへと42ポイント急落し、1カ月の下落幅としてここ2年で最大となった。国際原油価格の意外な暴落は、川下の石油化学産業全体に大きな衝撃をもたらしている。
「中国証券報」より 2014年12月2日