中国財政部の朱光耀副部長は12日、「中国は2016年G20サミットの議長国として、トルコ(15年議長国)とオーストラリア(14年議長国)とともに、G20の『トロイカ体制』を構築していく。今後は世界経済の運営メカニズムの改革を推進し、責任ある大国として国際経済により大きく貢献していきたい」と、トルコのイスタンブールで開催されているG20財政・中央銀行副総裁会議でこう述べた。
同副部長は「新興国と発展途上国は、世界経済の運営メカニズムにおいてより大きな影響力と役割を果たしていく。中国も16年のG20の議長国として、大きな役割を発揮することが世界から期待されている」 「中国経済はいま『中高速』の成長段階に入った。
それでも世界の主要経済国の中でも最も成長が速い国である。2014年の世界の経済成長に対する貢献度は中国が27.8%、米国が15.3%だった。中米両国は引き続き世界経済の重要なエンジン役である」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月15日