経済日報はこのほど、中国銀行監督管理委員会(銀監会)は2014年中に5件の民営銀行(試行)の設立申請を承認し、うち1行は営業を開始した発表した。銀監会は今後さらに試行範囲を適宜拡大するとともに、東北・中西部の金融サービスが脆弱な地域に対して、監督管理の強化を前提として、条件を備えた民間資本に民営銀行の設立を促していくとしている。民営銀行の設立認可とともに、民間資本が銀行業に参入する度合いも高まっている。株式制商業銀行や市中銀行における民間資本の割合が大幅に上昇するだけでなく、農村信用機関に占める割合も9割近くに達している。
ある統計によると、株式制商業銀行と市中銀行における民間資本の割合はそれぞれ2002年の11%と19%から、2013年末の45%と56%まで上昇。市中銀行の中には100%民間資本という銀行もある。農村銀行の株主構成も72.3%が民間資本となっており、民間資本の投資は農村の中小金融機関のほぼ全域まで行われている。