中国の李克強国務院総理はこのほど国務院常務会議を主宰し、上海自由貿易試験区の試行の経験を広め、ネガティブリスト制度の一層の健全化を図り、より高水準な対外開放を促すよう手配した。15日付中国証券報が伝えた。
同会議は、既存の「新区」・「園区」を土台に、広東省、天津市、福建省に3つの「自由貿易園区」を設置し、上海自由貿易試験区の試行内容を主体とし、地方特色と結びつけ新たな試行内容を充実させることを決定した。専門家は、香港・マカオの背後地である広東省の自由貿易区は、香港・マカオに隣接しているという地縁的優位性を際立たせるべきだと主張した。
「中国証券報」より2014年12月15日