2014年以来、特定分野に照準を定めた政策緩和が中国金融政策のキーポイントとなっている。マクロ経済の成長率の低下、ミクロ市場主体の融資コストが上昇していることを背景に、利下げなどの金融緩和措置が講じられた。24日付中国証券報が伝えた。
2015年を展望し、経済の内生的成長の原動力が依然弱く、経済構造の調整がなお続いており、流動性をめぐる外的要因が楽観視できない状況のもと、中国政府は安定の中でやや緩和傾向を維持するという金融政策を継続実施する見込みだ。
2015年に、中国中央銀行は引続き実体経済の融資コストの低下、銀行システムの流動性の総体的な安定の維持に取り組んでいくと見られる。したがって、さらなる利下げや、預金準備率の引き下げを実施される確率が大きくなっている。
「中国証券報」より2014年12月24日