中国株式市場で、銀業株の上昇は最近注目を集めている。この状況と裏腹に、銀行のファンダメンタルズには業績と資産価値の二重低下という変化が生じている。数年前の急速成長期を経て、2015年は一部銀行の業績が「ゼロ成長」に傾き、不良債権の規模も引続き上昇する見込みだ。30日付中国証券報が伝えた。
年末を控え、各銀行の取締役会は2015年の経営計画策定に取り組んでいるが、業界筋によると、ある大手銀行が「2015年はゼロ成長の可能性があり、場合によってマイナス成長になる可能性さえある」と話している。
「中国証券報」より2014年12月30日