中国証券監督管理委員会(証監会)は2014年12月31日、「域外取引業者及び域外マネジメント機関による域内特定品種先物取引の管理の暫定方法(意見募集稿)」を発表し、一般からの意見募集を行っている。5日付中国証券報が伝えた。
証監会は、「中国はすでに世界2位の経済体、多くの大口商品生産国・消費国・貿易国になっており、国民経済の発展のニーズを満たし、実体経済の発展により効果的な価格発見・リスク管理サービスを提供するため、域外取引業者及び域外マネジメント機関を中国の先物取引市場に引き入れ、中国先物市場の国際化の程度と価格決定能力を高める必要がある」と強調している。
また、上海先物取引所が上海国際エネルギー取引センターで原油先物取引を行うことを証監会はすでに許可した。原油先物は初めて国際化された先物取引品種であり、国際化取引・決済プラットフォームを構築し、域外取引業者及び海外マネジメント機関を全面的に受け入れることが必要となっているという。
「中国証券報」より2015年1月5日