上海市政府は5日、上海石油・天然ガス取引センターの建設に同意した。新華社が産業川上・川下の企業と提携して建設する、アジアの石油・天然ガス取引の価格決定権を持つ中国版「ヘンリーハブ」が、これにて本格的な建設段階に入った。6日付中国証券報が伝えた。
アジアは現在、世界の重要な石油・天然ガス輸入地であるが、影響力ある石油及び天然ガスの取引・価格決定センターを形成していなかった。石油及び天然ガスの見かけ消費量、生産能力、輸送パイプライン・備蓄施設整備のいずれの面から見ても、中国に国際的な石油・天然ガス取引センターを建設する条件が揃いつつある。また、このような取引センターの建設は、天然ガス価格市場化改革に、より有利な条件をもたらすことになる。
「中国証券報」より2015年1月6日