ドイツ電気・電子工業連盟(ZVEI)の最新の統計データによると、中国は昨年、初めて米国を上回り、ドイツの電子製品の最大の輸入国となった。ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)のマックス・ミルブレット氏は「このデータは、発展の質重視に転向しつつある中国経済の新たなニーズを反映しており、ドイツと中国の同分野における協力が密接であることを物語っている」と指摘した。人民日報が伝えた。
統計によると、中国が昨年ドイツから輸入した電子製品の総額は前年比15.9%増の123億ユーロに達し、2位の米国、3位のフランスを抑えて1位となった。主な輸入製品は自動化技術、工業用制御・スイッチ装置、測定技術、電子部品など。ミルブレット氏は「長年にわたり、ドイツの電子製品の輸出は良好な勢いを保ってきた。これは中国経済の安定的な成長と旺盛なニーズによるところが大きい。ますます多くのドイツの生産型企業が中国に移転しており、電子部品のドイツからの輸出を後押ししている。また、中国は経済発展モデルの転換をますます重視しており、生産過程において自動化技術を導入しているが、ドイツはこの面で強みを持つ」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年1月25日