さらに同主席は「銀行はストレステストを実施している。経済全体が一段と減速し、不不動産市場に問題が発生し、さらに地方債務に問題が起きれば、中国の金融の安定や銀行の資産内容・流動性に大きな影響を与える。当局はこれらのことを想定して、金融機関のすべての範囲と金融資産から金融システムに至るまでテストを実施している。そしていかにしてリスク管理体制を強化し、リスクの発生源を押さえ込み、システミックリスク対応力と銀行のリスク対応能力を強化するかを考えている」と語った。潘副総裁も「いつでもいかなる国でもリスクはある。
しかしここ数年間の間に中国の銀行の自己資本比率は大幅に上昇している。13%という水準は国際基準を上回るものだ。中国の銀行の自己資本比率は高く、その質にも問題ない」「人民銀行と中央政府は、シャドーバンキング問題や地方の債務問題に対してすでに監督体制を強化している。これらの取り組みによって、現在発生しているリスクを解消し、発生する可能性のあるリスクを未然に防止し、システミックリスクを発生させないようにしている。総合的に見て、中国の金融リスクはコントロール可能な範囲にあり、従ってシステミックリスクは発生しない」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月26日