商務部国際貿易経済協力研究院の白明主任は「鉄道設備の海外輸出であれ、中国スタンダードの確立であれ、重要なことは中国鉄道の国際競争力を一段と高めることだ。高速鉄道自体は目新しいものではない。日本や韓国、欧州の一部に国にもすでにある。従ってライバルは世界中にいる」と指摘する。このほか中国の高速鉄道のソフトパワーを一段と向上させることに関して蔡氏は「一方でイノベーションやコスト低減などによって製品の競争力を高めることが必要であり、もう一方で中国スタンダードの確立が必要である。
それによって中国の技術の広い範囲での応用が可能となり、国際市場での地位を押し上げることができる。関連政策を早急に実施する必要がある」との見方を示した。また白明主任は「中国の高速鉄道技術には多くの自主開発的要素と設計理念が含まれている。これらが今後の中国の独自競争力となる。中国スタンダードとは世界に認められることである。それはすなわち中国の高速鉄道が技術と設計の点で他の国をリードし、際立った優位性を持つことである。従って中国は引き続き高速鉄道におけるコア競争力の力を入れていく必要がある」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年1月26日