中国保険監督管理委員会(保監会)の項俊波主席は26日、全国保険監督管理活動会議に出席した際に、2014年の保険資金の運用による収益が前年比46.5%増の5358億8000万元に達し、過去最高を更新したと発表した。保険資金の運用は2015年に、保監会が推進する3大改革の一つになる。多くのチャンスを迎えると同時に、保険資金運用のリスク管理の強化も求められている。27日付中国証券報が伝えた。
養老保険、健康保険の税優遇政策を打ち出すことが、2015年の保監会の重要な取りくみの一つになる。保監会は所得税納期猶予型商業養老保険の試行の展開、健康保険税優遇制度の早期登場を目指している。また自動車保険、ユニバーサル保険、配当付保険などの保険の保険料率をめぐる改革を着実に推進し、重大災害保険、第2世代保険会社賠償能力監督管理システムなどに関する取り組みは2015年も引続き進められる。今後5―10年は、中国保険業発展の黄金期になると予想される。
「中国証券報」より2015年1月27日