北京市市委の郭金龍書記は昨日午後、昌平区と密雲県の各代表者グループ会議に参加し、「人口の調整問題を考えるに当たって、水の量を基準とすることを検討している。水資源を制約条件として、適正人口の決定したい」と語った。また、法治問題に関しては、「両院(法院と検察院)の報告に全く賛成である」とした上で「新たな発展の道とは、習総書記の法治論を貫徹することであり、司法改革を一段と深化させ、人民の権益と憲法の権威を確実に保証することである。法治国家を建設するの当たって地方と中央の法治を安易に切り離すことはできない。我々の目標は、法治国家という大前提の下で、最もいい区を作ることである」と強調した。
同書記は「昌平区と言えば、ハイテク関係では未来ハイテクシティや中関村昌平パークがある。歴史遺産では十三陵があり、大学では沙河キャンパスがある。発展要素は極めて豊富である。しかし今は豊富さよりも、整理することの方が大切な時期である。これまでように量の拡大で発展を図るのではなく、調節によって発展を図る必要がある」「昌平区は人口の増加率が最も大きな区であり、人口増加をいかに調節するかがここ数年の重要な課題であった。これまで人と環境の矛盾が絶えず拡大し続け、現在の人口は環境の負担能力を超えている状況だ」「適正人口を算出するにはいろいろな方法がある。機械的な計算式もあるし、都市化の進展によって図る算式もある。さらに水資源を制約条件とするものもある。仮に1人当たり年間の水の必要量を130立方メートルとすると、北京は全世界において“極度の水不足”にある。北京を調和のとれた住みよい都市にするには、人口問題を一刻も早く解決する必要がある」「昨年、回龍観と天通苑を視察したとき、教育部の関係者が入学問題に頭を抱えていた。毎年学校をどれだけ作っても、生徒の数に追いつかないというのだ。今人口調節をしっかりやらなければ将来大変なことになる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月28日