トロイーホ氏は、「BRICS1.0は世界の複数の新興経済国の集まりだが、BRICS2.0はグローバル化された管理ツール、例えばBRICS開発銀行、緊急時に対応する外貨準備基金などの構築を強調する。またテロ対策、公共医療、税関などの作業チームを発足する。これらの協力の場は、BRICSの枠組みの発展に必要なものだ」と話した。
トロイーホ氏は、「BRICS開発銀行の将来に期待できる。現在のキーワードは『執行』で、管理者の能力と水準が非常に重要だ。私は個人的にBRICS銀行の発展を非常に楽観視しており、成功すると考えている」と述べた。
トロイーホ氏は、「ブラジルとロシアは経済の苦しい時期を迎えているが、BRICS諸国は一つの集団として明るい未来を期待できる」と語った。上述したサンパウロ連邦大学の教授は、「新興経済国であるBRICS諸国間の協力の強化は、時代の発展の需要となっている。BRICSの枠組みは今後、世界経済の発展をけん引する潜在力を手にする」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月6日