中国の新年には、何が起きるだろうか。世界は中国の未年の新情勢に注目している。ドイツメディアは16日、「中国は旧正月・春節を迎えようとしているが、汚職撲滅の姿勢を弱めていない。13日に省・部級の4人の高官を集中的に処理したことに続き、中国共産党中央規律検査委員会は重大な規律違反の容疑で、全国政治協商会議の蘇栄・元副主席の取り調べを行い、シグナルを発した」と報じた。春節は中国の汚職のピーク期で、高官はこの機会に賄賂を受け取る。上述した情報は、役人に対する警告を目的に発表された。中国が新年も汚職撲滅キャンペーンを続け、これを常態化することが予想される。
中国の2015年で最も重要な会議「全国両会」(全国人民代表大会、全国政治協商会議)が、未年の春節中に開幕する。韓国紙『国民日報』は、習近平国家主席を始めとする新指導層の政権運営以来、今年で3回目の両会になると報じた。今年の両会は政治・社会面で、法治国、テロ対策の強化といった国家安全保障や、改革の深化の今後の措置に関する議論を掘り下げることになる。経済面では、中国経済の「新常態」における、経済の安定的な発展の保障に関する各種措置について議論する。李克強総理は全人代で「政府活動報告」を発表する。中国が2015年の経済成長目標をどのように設定するかが注目される。
ドイツメディアは16日、「羊は牛をもたらすか?」と題した記事の中で、中国の午年の経済はそれほど振るわなかったが、過去の未年を振り返ると、中国・世界経済は概ね良好だと伝えた。世界の投資家はモデルチェンジ中の中国に期待しており、中国が未年にブル・マーケット(強気相場)をもたらし、中国経済が世界経済をけん引することを願っている。中国は現在すでに最も重要な市場と投資先になっており、未年が各国企業の幸運の年になることに期待できる。「羊」は幸運のシンボルで、中国は依然として世界経済のエンジンだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月21日
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