英メディア:中国の産業ロボット台数、2017年に世界一へ

英メディア:中国の産業ロボット台数、2017年に世界一へ。

タグ: 産業ロボット 2017年

発信時間: 2015-02-19 10:16:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

英ロイター社の6日の報道によると、国際ロボット連盟(IFR)はこのほど、自動車工場やエレクトロニクス工場の自動化の高まりに伴い、中国の産業用ロボット導入数は2017年までに世界トップになるとの見通しを示した。

中国はすでに、世界最大のロボット取引市場となり、市場規模は95億ドル(ソフトウェアや周辺設備、システムエンジニアリングなどの関連産業を含めると290億ドル)に達しているが、ロボット導入率は先進工業国を大きく下回っている。

製造業での従業員1000人当たりのロボット導入数は中国が30台にとどまっているのに対し、韓国は437台、日本は323台、ドイツは282台、米国は152台にのぼっている。

だがIFRによると、中国では自動車メーカーが先を争って工場を設立している一方、賃金上昇で労働競争力が低下しており、2017年までに中国の工業用ロボットの運用台数は倍増し、42.8万台に達するものと見られる。

ロボット市場のシェア最大は日本のロボットメーカーで、約60%に達する。だが中国のプロバイダーも急成長しており、市場シェアはすでに25%前後に拡大している。残りのシェアは欧米メーカーが占めている。

海外のロボットメーカー4社、スイスのABBグループとドイツのクーカグループ、日本の安川電機とファナックはすでに、中国に工場を設立している。今後はさらに多くの企業が中国に工場を設立する見込みだ。

ABBグループの常務理事のPer Vegard Nerseth氏は、「中国の工場の自動化プロセスは始まったばかりだ。中国市場はここ2、3年、私たちの予想を上回る爆発的とも言える成長を示した」と語っている。

中国は世界最大の自動車消費市場であると同時に最大の自動車生産国でもあるため、中国のロボット市場最大の「消費者」は依然として自動車産業であり、中国のロボット運用数の40%前後を占めている。

IFRのリッツェンバーガー事務局長によると、フォルクスワーゲンやダイムラーなどの欧州の自動車メーカーが中国投資を拡大する際にも、ロボットサプライヤーを自分たちと一緒に中国にもたらしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月19日

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