上海証券取引所は16日、「上海証券取引所の協議債券レポ取引の暫定方法」および関連する手引を発表した。これは「協議債券レポ取引」の開始を意味する。同事業は債券市場の発展を促進し、各種債券・資産担保証券の流動性への支援を強化する。17日付中国証券報が伝えた。
上海証券取引所の関係者によると、既存の債券レポ取引は主に集中的な価格競争と担保受入という決済メカニズム、標準債券制度により担保債券の価値を審査する制度を採用しており、市場に効果的な流動性管理ツールを提供している。しかし一部の債券と資産担保証券は、レポ取引の対象に入っておらず、現物しか取引できない状況となっている。
「協議債券レポ取引」は上海証券取引所の既存の債券レポ取引を効果的に補完し、各種債券によりフレキシブルなレポ取引、決済条件を提供する。これは企業債および資産証券化商品の投資主体の拡大、二級市場の流動性の向上を促す。
「中国証券報」より2015年2月17日