中国商務部の沈丹陽報道官は16日の定例記者会見で、国内外の各種要素を総合的に考慮すると、2015年の対外貿易は規模と増加率に限っては複雑かつ厳しい情勢になり、楽観視できないと述べた。貿易構造と発展の質から見ると、楽観的な一面を目にすることができる。これは主に貿易構造の改善と質の向上によるものだ。17日付中国証券報が伝えた。
沈報道官はまた、通年の対外貿易が全般的にどのような傾向となるかについては、少なくともあと1―2カ月観察しなければ判断できないと述べた。商務部は対外貿易の一定の成長の確保に努めていく方針であり、今後関連部門と共同で、対外貿易の安定成長の措置を徹底していく。これには企業の負担軽減、企業外部の経営環境の改善が含まれる。企業が従来の優位性を維持する同時に、革新駆動により競争力を高め、国際競争で新たな優勢性を創造することを奨励する。
「中国証券報」より2015年2月17日